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日本の秋の紅葉はとても美しく誰でも一度は撮影したことのある被写体だと思います。名所と呼ばれる地に行かなくても街の街路樹が紅く染まっているのを見るだけでも心が落ち着きますね。では、その紅葉の撮影ですが、撮影方法は大きく分けて2つあります。紅葉を風景の一部として山全体または樹々のまとまりとして写す方法ともう一つは紅葉の枝一本もしくは葉をクローズアップして切り取る方法です。
前者の撮影方法は風景写真に属し、縦位置では山の奥行きや高さを、横位置では紅葉の広がりを写し込めます。


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一つの樹の紅葉をクローズアップして撮る方法は、植物写真に属します。この撮影では画面全体が赤で染まり観る人により強い印象を与えることができます。中心となるポイントにピントを合わせ背景をぼかすことによってテーマは強調され、また部分的な撮影にも関わらず広い範囲の"色"を感じさせることが可能です。


こういったクローズアップ撮影は、わざわざ紅葉の名所と言われる所に出向かなくても"秋"を表現することが可能です。観光名所での撮影は、どうしても記念写真や絵葉書的な写真になりがちなので、少しでも芸術・アートを意識した写真を撮りたいと思う場合は、敢えて望遠レンズで近距離の紅葉に的を絞って撮影してみては如何でしょうか。きっとリビングに飾られるような価値ある一枚が撮れることと思います。

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