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よく旅先での記念撮影をするとき、太陽の位置を確認し撮影者が太陽に背を向けて撮影することがあると思います。これは、いわゆる順光撮影で被写体に光が真正面から当たるような位置を選ぶ撮影方法です。この撮影ポジションは記念撮影やほとんどの風景撮影には有効ですが、人物を印象的に撮ったり森林の木漏れ日、植物の撮影の際には敢えてカメラを太陽のある方向に向けるポジション、つまり逆光の方がより効果的な写真が撮れます。

逆光での撮影は、背景は明るく被写体が暗く写る傾向にありますが、測光ポイントを被写体にセットして撮影したり+2段程度露出を補正してやると被写体が明るく写り全体的に明るいハイキーな写真が撮れます。 また人物撮影であれば内臓ストロボでいいので補助光を使うという手法もあります。この場合あまり強い光を当てると不自然な仕上がりになるので光量には注意が必要です。

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植物、花の撮影では逆光撮影は、明るい背景の前に被写体を浮かび上がらせることができるため、非常に美しい写真が撮れます。この際、背景の白飛びが起こることがありますが被写体と背景の露出差があまりに大きい場合は避けた方が良いでしょう。逆光撮影のメリットは、ハイキーで柔らかいイメージの写真が撮れることにあります。


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