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デジタル一眼レフの入門機を見てみると、18-50と言って18mmから50mmのズームレンズがセットになっている商品が多いことに気がつかれると思います。入門機の撮像素子はAPS-Cサイズなので、そのレンズは35mmフィルム換算で27mmから75mm(ニコンの場合)となります。

つまり広角から中望遠のズームレンズということです。フィルムカメラの時代では、標準的に焦点距離50mmのレンズが付属していました。この50mmレンズを標準レンズと呼ぶのですが、このレンズの画角(水平39.6°、垂直27°、対角46.8°)による見え方が人間の視野角と近いことからそう言われています。

風景にしろ人物撮影にしろ、50mmの標準レンズで撮影すると目で見たままを撮影することができるので仕上がった写真を見ても全く違和感がありません。また、明るいレンズ(F1.4~F2.8)が多く絞りを開放気味にして撮影すると背景をぼかした望遠レンズ的な撮り方をすることも可能です。

先ほどの18-50レンズはこの50mmの画角を包括しており室内撮影などで有利な広角、ポートレートにも使える中望遠としても使えるため今日の標準レンズと言えるでしょう。この画角のレンズを使いこなした上で24mm以上の超広角や135mm以上の望遠レンズに挑戦してみると良いでしょう。

焦点距離の違いによる見え方

24mm
24mm


28mm
28mm


35mm
35mm


50mm
50mm


85mm
85mm


120mm
120mm




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