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旅行にはカメラが必需品です。今ではスマートフォンやタブレット端末でも800万画素クラスのカメラを実装しているので、気軽な記念撮影には不自由がありません。撮影後、町のフォトショップに持ち込めばその場でLサイズ~KGサイズ程度のプリントが簡単に行えます。世にカメラ付き携帯電話が普及してから、写真を撮るということに関して著しく恵まれた時代になったと思います。

では、なぜそんな時代に人は、大きくてかさばる一眼レフカメラを持って行くのでしょう。それはやはり、モバイル端末の付属カメラでは表現し得ないような写真を撮りたいと思うからではないでしょうか。そして、旅行先の素晴らしい風景写真を、いつもより大きめのサイズ(A4サイズ等)にプリントして額装で鑑賞しようと思えば、やはり一眼レフカメラの出番ということになります。

そこで、風景写真の撮り方として、いくつか例をあげてみようと思います。
まずレンズの選び方ですが、ロケーションが山上のような広大な場所であれば、広角レンズでその広さを写し込むのもいいですし、また望遠レンズで遠景を部分的に切り取るのも良いでしょう。
また森林の中や神社、仏閣を写す場合などはやはり広角レンズで周囲を取り込んだ撮影が効果的です。

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次に絞りやシャッタースピードについてですが、絞りはレンズの長短に関わらずできるだけ絞った方が画面全体が引き締まりクリアな写真が撮れます。晴天の場合絞り値がF22を超えるような時もあると思いますが出来ればF11位に留める方がが望ましいです。なぜなら、デジタルカメラの場合、絞りすぎると回析現象といって却って画像の鮮明度が失われてしまうからです。広角レンズであれば十分過ぎる被写界深度ですし望遠系でも高い画質が得られます。

カメラの縦位置・横位置はどうでしょう。基本的に被写体の如何に関わらず多くの方は横位置で撮影されるかと思いますが、例えば滝や長く直線的に続く道、高さのある被写体に対しては、やはり縦位置で撮影したいものです。広く大きいものは横位置、狭く高いものは縦位置と見たままの印象で使い分けると良いでしょう。


 作例1)広さを表現したいとき
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 作例2)奥行きを表現したいとき
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